キャンベラ大学にある熟議民主主義センター(Centre for Deliberative Democracy)のシニアリサーチフェロー、ジョーダン・マックスィーニー博士は SBS Examines に対し、生活コスト高や国際情勢、国内でのテロ攻撃、保守連合を構成する自由党と国民党の対立など、政治を取り巻く現在の環境が、ワン・ネーションが力を強める絶好の機会になっていると語ります。
「これほど大きく、しかも速く支持が強まることを予想していませんでした。予想できた人はいないと思います」(マックスィーニー博士)。
ニュースポールによる最新の世論調査によると、クイーンズランド州では一番目に支持する政党としてワン・ネーションを上げた人の割合が30%に達し、現在政権を握る労働党の27%、そして保守連合の23%をそれぞれ上回り、政党として最も大きな支持を集めました。
ワン・ネーションで西オーストラリア州のリーダーを務める、ロッド・カディーズ氏は、ワンネーションへの最近の支持の高まりは、さまざまな要素が重なった「完璧な嵐(perfect storm)」がもたらしたものだと述べました。
2016年と似た状況
シドニーで2014年に起きたリンツカフェでの人質立てこもり事件の後、ワン・ネーションは支持を集め、ポーリーン・ハンソン氏は18年ぶりに政界に復帰しました。
マックスィーニー博士は、ハンソン氏が当時と同じ筋書きを書こうとしていると語ります。
「ボンダイの事件を引き合いに出して、国の安全や移民についての話をする。これらはワンネイションが最も得意とする分野の主要な争点です」(マックスィーニー博士)。
今回のSBS Examinesでは、ワン・ネーションへの支持がなぜこれほど速いペースで強まっているかを探りました。
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