学費のために働く留学生、1万豪ドルを未払いのまま放置された搾取の実態

Overseas students are frequently exploited by employers

Overseas students are frequently exploited by employers Source: Flickr / Flickr - Yvonne Lin (CC BY 2.0)

オーストラリアの長いサマーホリデー期間、多くの若者がアルバイトを始める一方、“搾取被害”に注意が必要です。 特に留学生やビザの制約がある労働者は、弱い立場につけ込まれる可能性があります。専門家はこうしたトラブルが起きた時に、自分の権利や未払い賃金の取り戻し方を理解していない学生が多いと警告しています。


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Khoa Nguyen has achieved his goal to work in a Melbourne hospital Source: SBS / Scott Cardwell

メルボルンで集中治療看護師として働くコア・グエンさんは、ギャップイヤーに大学学費を稼ぐため、南オーストラリア州の農場で働いていた経験があります。

その際、長時間労働に加え、賃金の未払いという深刻な被害に遭いました。業者からは「道具や宿泊費」と言われて給料を差し引かれ、シーズン後に返すと約束されていた賃金も受け取れないまま、業者は姿を消したといいます。

その額はおよそ1万ドルに上っています。

こういったケースは、氷山の一角にすぎないとNSW大学法学部准教授で「マイグラント・ジャスティス・インスティテュート」の共同ディレクター、バシーナ・ファーベンブルーム氏は指摘しています。

搾取で苦しむのは留学生だけではありません。 今年7月、メルボルン大学が 2,800 人の若者の労働者を対象に調査したところ、およそ1/3人が最低賃金以下の給与で働いていることがわかりました。 また2/3が制服代や安全器具などの"仕事に必要な費用”の負担を強いられていること、さらに約1/3がスーパーアニュエーション(年金)が未払いになっていることが明らかになりました。
NSW大学法学部准教授で「マイグラント・ジャスティス・インスティテュート」の共同ディレクター、 バシーナ・ファーベンブルーム氏

留学生が経験した搾取の実態、そしてどのように国内で対策が進められているのか、詳しくはポッドキャストからお聞きください。

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