SBS日本語放送では毎週国内外で活躍する方々にスポットライトを当て、日本語でインタビューをお届けしています。ここでは2022年に登場し方を一部ご紹介します。過去のインタビューの一覧はこちらからどうぞ。
日本文化を広める
オーストラリアで日本の文化を教え、広める活動を行っている方々のストーリーは毎回大きな反響を呼びます。

Bonsai Master Megumi Bennett at 2022 Annual Bonsai Exhibition by Bonsai Society of Sydney. The exhibition was held at Forestville, NSW. Credit: SBS
またメルボルンで活動される墨アーティストの東川潤子さんは今年、クルド人のビジュアル・アーティスト、アバン・アンワーさんとコラボレーションで、展覧会『言霊(Kotodama)』を開催。ことばにはパワーがあるということを伝えたい、と語ってくれました。
名誉ある賞を受賞
今年はオーストラリアで多くの日本人があらゆる賞を受賞されました。
シドニーを拠点に活動するタトゥー・アーティスト、本庄義男さんは今年、日本人としては初となる2度目のアーチボルド賞を受賞。被写体となったのはオーストラリアで活躍するパーソナリティー、日系オーストラリア人2世のユミ・スタインさんです。
日本発祥の「花」と「人間」を配合させた新たなアート、『HANANINGEN』の今野有加さんは今年、NSW州とキャンベラを拠点に活動するフレッシュプロデュース、ならびにフローリスト店の中から最優秀店舗に贈られるシドニー・マーケッツ・フレッシュ・アワードを受賞。コロナパンデミックの厳しさを乗り越えての受賞でした。

Hananingen wins non-retail /studio florist at Sydney Market's Fresh Awards Credit: Fresh Awards
今年の「40 Under 40 Most Influential Asian-Australian Awards」を起業家部門で受賞したメルボルンを拠点に活動する小池麻美さん。アジア系住民がメンタルヘルスケアサービスを利用しやすくするための活動をしています。
オーストラリアで研究
今年はクイーンズランド州サンシャインコースト大学で「疥癬」という病気で苦しんでいるウォンバットの研究に携わる高野光太郎さんや、ノーザンテリトリーでワニの研究を行っている福田雄介さんが、普段はなかなか聴くことができない動物の世界について語ってくれました。

Kotaro Takano, a researcher at University of Sunshine coast, aiming to control sarcoptic mange in bare-nosed wombats. Credit: Kotaro Takano
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ビーチ大国オーストラリアで注目! ビーチの安全標識研究 柴田勝来博士
持病や病気と戦う子供を支える母親たち
「子供が持つ病気について理解を深めたい」、「子供が頑張る姿を世に伝えたい」。インタビューに応じてくれるお母さんたちには、このような共通の思いがあります。
先天性の大腸疾患、ヒルシュスプルング病を持つ2歳の魁(かい)くんのお母さん、鈴木真理さんは、病気を広く知ってもらうことで、魁くんが今後「自分の進む道を進みやすくできるように、環境を整えていきたい」と語ってくれました。
非常にまれな遺伝子疾患KAT6A(キャットシックスエー)症候群と診断された、信治くんのお母さん、タカデナ涼子さん。オーストラリアの手厚い支援制度や友人家族とのかかわりに、「非常に感謝している」という一方で、障害を知らないことによって、信治くんとほかの人との間に生じてしまう「壁」をどうにかしたいと、その思いを語ってくれました。
若者には極めてまれな卵巣がんと戦うユナさん(15歳)のお母さん、ジョーンズ幸恵さんは、娘のユナさんの頑張りを知ってもらい、さらに周りに広げていきたいと考えています。このホリデーシーズン。自分自身が、そして自分の大切な人たちが健康に集まれるというのは当たり前のことではないということを、教えてくれたインタビューでした。

Sachie Jones (left) and her 15-year-old daughter Yuna. Credit: Sachie Jones
コミュニティー
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親子が日本語でホッとできる場を、メルボルンの「あおぞら食堂」
今年9月にローンチされた『メルファミ』は、オーストラリアでの子育てを支援するウェブベースのグループ。メルボルンを拠点に活動するママさんが中心となってボランティア運営しています。

MelFam is run by volunteer mums Credit: Noriko Clark
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料理講師 都丸真由さん、メルボルンの食文化に魅せられて
現役留学生や学生
約6ヵ月続いたオーストラリアでのホームレス生活で得た人生の教訓を、現在は自身が設立した留学プラットフォーム、『全人類留学計画』で発信する大野伶真さん。留学の際に直面する「情報格差」をなくす活動に励んています。
今年8月メルボルンにやってきた森水菜(みな)さんは、10歳の頃から次第に歩けなくなり、外出時には車いすを使っています。そんな彼女が20代最後の挑戦として決断した1年の留学。「車いすで1人でできることの多い」メルボルンでの経験を、日本でのバリアフリーの推進に役立てることができたらと考えています。

Mina Mori, a Melbourne-based Japanese student, decided to come to Australia to see its barrier-free environment firsthand Credit: Mina Mori

10 year old Sunny Kito, wins 4 gold at swimming nationals Credit: Yumi Oba
FIFAワールドカップ カタール大会
アジアの3チームが、決勝トーナメントに駒を進めたFIFAワールドカップ、カタール大会。ワールド開幕に向けてスタートした、ポッドキャスト『日豪サッカーの架け橋』では、多くのサッカー選手やコーチ、関係者が登場し、サッカーに対する熱い想いを語ってくれました。
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#5日豪サッカーの将来を担うコーチと子供たち

Sydney residet Hiroki Fujiwara at the FIFA World Cup Credit: Hiroki Fujiwara
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