1914年に建てられた浦上天主堂の正面には、2つの塔があり、それぞれにフランスで作られた「アンジェラスの鐘」が取り付けられていました。
爆心地から500メートルの場所に位置していた教会は、外壁の一部やマリア像など、一部の遺構を残すも全壊。

Urakami Tenshud (St. Mary's Cathedral), the ruins of a Roman catholic church located in Motoomachi, Nagasaki. 7th January 1946. Credit: Galerie Bilderwelt/Getty Images
以降、教会が再建されても、左の塔は空のままで、被爆した右の鐘のみ鳴らされてきました。
しかし、今年、アメリカのカトリック信者たちよって鐘が復元されました。
この寄付を呼びかけたのは、原子爆弾の開発を手掛けたマンハッタン計画に参加した医師を祖父に持つ、アメリカの教授、ジェームズ・ノーラン・ジュニア氏です。
ノーラン氏は、被爆者2世で、潜伏キリシタンの子孫である森内浩二さんから、この鐘について聞きました。

Dr Nolan (left) and Mr Moriuchi (right) . Credit: Dr James Nolan Jr. H

Japanese Catholic group in Sydney, with Father Paul Glynn (centre). Mr Sugiyama (top right). Credit: Michimasa Sugimoto
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