長崎・浦上天主堂は、原爆投下からちょうど80年の節目となる8月9日午前11時2分に、ふたつの鐘を同時に鳴らします。そのうちのひとつ、アメリカのカトリック教徒から贈られた「希望の聖カテリ鐘」は、和解と平和の象徴として響き渡ります。この鐘に込められた思いは、すでにシドニーにも届いています。
1914年に建てられた浦上天主堂の正面には、2つの塔があり、それぞれにフランスで作られた「アンジェラスの鐘」が取り付けられていました。
爆心地から500メートルの場所に位置していた教会は、外壁の一部やマリア像など、一部の遺構を残すも全壊。

しかしふたつの鐘のうちのひとつは、同年のクリスマスイブ、倒壊した瓦礫の中からほぼ無傷の状態で掘り出され、クリスマスのミサの前に鳴らされました。
以降、教会が再建されても、左の塔は空のままで、被爆した右の鐘のみ鳴らされてきました。
しかし、今年、アメリカのカトリック信者たちよって鐘が復元されました。
この寄付を呼びかけたのは、原子爆弾の開発を手掛けたマンハッタン計画に参加した医師を祖父に持つ、アメリカの教授、ジェームズ・ノーラン・ジュニア氏です。
ノーラン氏は、被爆者2世で、潜伏キリシタンの子孫である森内浩二さんから、この鐘について聞きました。

シドニーでも、日本人のカトリックグループが中心となり、長崎でふたつの鐘が鳴る同日、ミサを行います。

詳しくはポッドキャストから。





